2012年に、
出発した列車は、
加速をしながら、
それぞれのリアリティへ向って、
走り続けているんです。
最初は、
ひとつの列車が、
ブレイクスルーしたことで、
いろいろなリアリティへ向っていく、
たくさんの列車になって、
それぞれのリアリティへ、
走り続けているんです。
光を、
プリズムで、
分光するみたいに、
分かれていったんです。
初めは、
隣の列車との距離が近くて、
乗り換えは、
簡単に出来ていたんです。
だけども、
あれから5年が経過して、
隣の列車との間隔が、
かなり広がってきているんです。
列車を乗り換えること、
みなさんが経験するリアリティを、
乗り換えることが、
だんだん、
難しくなってくるんです。
「わくわく」するリアリティを、
生きていないひとにとって、
「わくわく」することが、
なくなることはないんです。
「わくわく」するリアリティを、
感じ取ることができなくなって、
隣の列車へと乗り換えが、
難しくなってしまうんです。
そうして、
列車と列車との間隔は広がって、
ひとつの列車は、
いろいろな行き先の列車を創りだして、
たくさんの並行現実が、
創りだされているんです。