不安や恐れには、
存在に対する不安や恐れもあるんです。
存在に対する不安や恐れとは、
“自分が消えてなくなる”
“命を落としてしまう”
というようなものだと思うんです。
存在に対する不安や恐れは、
自己否定することで感じる不安や恐れとは、
違うんです。
むしろ、
存在に対する不安や恐れは、
正常な反応なんですよ。
危険な場所から遠ざかり、
自分のみを守るために、
必要なものなんです。
“自分が消えてなくなる”というような不安は、
スピリチュアルな探求を始めるとき、
”だんだん自分の個性がなくなる、
自分自身が消滅してしまうのではないか”
というようなものだと思うんです。
だけども、
みなさんが、
消滅してしまうことは、
絶対にないんです。
どうしてかというと、
「今」、
これを見ているということは、
“有”の世界に存在していることだからなんです。
“有”の世界に存在していれば、
存在がなくなって、
“無”の世界に進んでいくことはないからなんです。
存在の形は変化していきますが、
みなさんは、
永遠に、
「今」、
みなさんがいる「ここ」に、
永遠に存在しているんです。