昨日のコズミックフロントで、
ホーキング博士の新説、
この世界の始まりのことが、
語られていました。
この世界は、
なにもないところから、
突然、
始まったということなんです。
時間さえも、
ないということなんです。
量子力学の世界では、
素粒子は、
なにもないところから、
突然、
現われてきて、
突然、
消えていくそうです。
ビッグバンを、
起こす前の最初の状態は、
こんな感じのエネルギーだというとだそうです。
それは、
プラス、
マイナス、
ゼロのエネルギーだそうです。
それが、
真空と空間に別れていって、
真空のエネルギー、
プラスのエネルギーが、
増えていくと、
それを打ち消すように、
空間のエネルギー、
マイナスのエネルギーもまた、
増えていったのだそうです。
空間のエネルギーが、
ある程度大きくなると、
今度は、
素粒子が結晶化します。
これは、
有名な方程式、
E = mc^2という関係が成立しているので、
エネルギーの方が大きくなると、
物質が結晶化してくるということなんです。
この瞬間が、
ビッグバンなんです。
そして、
このビッグバンを、
起こす瞬間の状態は、
ブラックホールの中心の状態と、
よく似ているということなんです。
ブラックホールに、
時計を、
落下させていくと、
だんだん、
時間の進み方が遅くなっていくんです。
そして、
ブラックホールの中心にたどり着くと、
時間は止まってしまうんです。
時間がなくなるということなんです。
この世界は、
時間も物質もなにもない世界から、
始まっているんです。
そして、
素粒子の世界では、
「今」この瞬間にも、
それは起きているんです。