”習慣とは、
自分で気づかずにしている行動である”
こんなふうに、
定義づけをすると、
自分にはそういう習慣があると、
気づいた瞬間に、
それはもはや習慣ではなくなるはずなんです。
習慣に気づいた瞬間に、
習慣そのものが、
消えてしまうということなんです。
だけども、
ほとんどのみなさんは、
習慣に気づいた瞬間が、
その習慣の始まりだというふうに、
考えてしまっているんです。
だけども、
本当は、
習慣があると気づいた瞬間に、
その瞬間の終わりなんです。
習慣の存在に気づくと、
その習慣は消えてしまうということに、
気づけたと思うんです。
そうすると、
こんな疑問が出てくると思うんです。
自分が習慣を持っていることに、
気づくと、
その習慣が終わるのだとしたら、
なぜ、
やりたくないと思うことを、
繰り返しやってしまうのだろう?
こんな素朴な疑問が、
こころの底から、
出てくると思うんです。
そうして、
その答えは、
自分で、
繰り返し、
そうすることを、
選択しているということなんです。