易の基礎知識その4

用語の解説

 

元亨利貞

「おおいにとおるていによろし」
元・・大いなる事であり、始まりであり、善であります。
亨・・ 通達する事であり、成就する事であります。上手くゆく事です。
利・・ よろしいという事であり、得をする事です。
貞・・意味が三つ有ります。一つには、「正しい事」、二つには「常ありという事」、三つには「頑になるという事」です。

 

利有攸往

「ゆくところあるによろし」
やりたいことあれば、進んでやってもよい。行動を起こして、志を遂げる事ができるという事です。

 

利渉大川

「たいせんをわたるによろし」
危険を伴うような大仕事を実行しても成功させる事ができるということです。

 

利見大人

「たいじんをみるによろし」
大人とは、経験豊富な人、有識者、目上の人で、信頼し相談できる人の事で、そういう方に相談すれば良い結果が得られるという事であり、人の和を大切にしなさいという事です。

 

吉・凶

吉・・善い事であり、得をするという事です。
凶・・吉の反対の意味で、災いや被害をうける事です。

 

悔・吝

悔・・悔やむ事。自分が悪かったと反省して、善い方向へ転換していく事です。
吝・・悔と反対で、自分が過ちをおかしてもそれを認めようとせず、言い逃れをしようとしてだんだんいき詰まっていく事。

 

旡咎

「とがなし」
吉に向かって動きだした所をいっています。

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